No.029 レスベラトロール
2009年7月に、カロリー制限が長寿や高齢者の認知機能維持にも役立つ可能性が霊長類(アカゲザル)でも明らかになり、世界的なトピックスとなりました。そんな中、カロリー制限をしなくても長寿遺伝子を「ON」にする物質として注目を 浴びているのが 「レスベラトロール」です。
レスベラトロールとは・・・
レスベラトロールは、ブドウの皮や赤ワイン、ピーナッツの薄皮に含まれるポリフェノールで、天然の抗酸化物質です。1992年に赤ワインに含まれることが発見され、その後、癌予防効果が報告されたり、フレンチパラドックスの正体ではないかと注目が集まり、2006年、寿命延長効果が英国科学誌「Nature」で発表されるやいなや、爆発的な注目を浴びている素材
です。
レスベラトロールの機能には、上記の他にも、テロメアの保護、体重増加抑制、脂質代謝促進効果、美容効果があり、アンチエイジング、メタボリックシンドロームに対して有効性が期待されています。
です。
レスベラトロールの機能には、上記の他にも、テロメアの保護、体重増加抑制、脂質代謝促進効果、美容効果があり、アンチエイジング、メタボリックシンドロームに対して有効性が期待されています。
注目された寿命延長作用
2006年、米国ハーバード大学のD.シンクレア博士たちはレスベラトロールを肥満のマウスに大量に投与し、その結果、肥満による悪影響が減少し寿命が延びることが認められたと報告しました。
そのメカニズムは、下記のとおりです。
そのメカニズムは、下記のとおりです。
- レスベラトロールを摂取することで、カロリー制限をした時と同じように長寿遺伝子(サーチュイン)を活性化させる。
- 体の個々の細胞のインスリン感受性をあげ、インスリンシグナルを少なくすませることで、老化を制御している。
不老長寿の秘薬!?
これらの研究が進むにつれ、レスベラトロールはカロリー制限をしなくても長寿遺伝子をONにできる「夢の物質」「長寿の薬」とまで、一部では呼ばれています。しかしながら、マウスに与えたレスベラトロールの量を赤ワインに換算すると1日当たり赤ワイン約100本分となることから、私たちが通常の食生活で摂取するのは現実的ではありませんでした。
サプリメントとしては?
通常の食生活だけでは、上記の実験のような結果を期待することは非現実的なので、サプリメントとして効率的に摂取する方法が考えられます。
レスベラトロールは、ブドウの果皮部や新芽、赤ワインに多く含まれるため、サプリメント原料もブドウ由来が中心です。主流はフランス産ですが、最近では中国産も出回っています。抽出原料や抽出法によって含有率には幅がありますが一般に5%程度とごく僅かです。
また、価格も原産国や含有率によって様々ですが、サプリメント原料としては非常に高価です。
レスベラトロールは、ブドウの果皮部や新芽、赤ワインに多く含まれるため、サプリメント原料もブドウ由来が中心です。主流はフランス産ですが、最近では中国産も出回っています。抽出原料や抽出法によって含有率には幅がありますが一般に5%程度とごく僅かです。
また、価格も原産国や含有率によって様々ですが、サプリメント原料としては非常に高価です。
サプリメントの場合の注意事項
レスベラトロールの原料として日本ではブドウ由来が使用されますが、レスベラトロールはタデ科の多年草である「イタドリ」にも含まれています。
イタドリ由来のレスベラトロールは、ブドウ由来よりも安価であり、海外のサプリメントには使用されていますが、日本国内では食品への使用が認められない医薬品成分(漢方薬:虎杖根(コジョウコン))となるため、サプリメントに使用すると薬事法違反となります。最近では、ブドウ由来とイタドリ由来とを混合した原料も登場してきているようですので、原材料が特定できないサプリメントには注意が必要です。
イタドリ由来のレスベラトロールは、ブドウ由来よりも安価であり、海外のサプリメントには使用されていますが、日本国内では食品への使用が認められない医薬品成分(漢方薬:虎杖根(コジョウコン))となるため、サプリメントに使用すると薬事法違反となります。最近では、ブドウ由来とイタドリ由来とを混合した原料も登場してきているようですので、原材料が特定できないサプリメントには注意が必要です。
情報提供元:株式会社ヘルシーパス
当院におけるアンチエイジング(抗加齢療法)の取り組み
当院では多くの患者様の早期癌の発見等の最新医療をおこなってきました。
今後は、いかにして癌化しにくい身体を創り上げていくかを次の目標にしたいと心しています。
アンチエイジング(抗加齢療法)とは
アンチエイジング(抗加齢療法)を始めるにあたって
アンチエイジングドック(抗加齢ドック)
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アンチエイジング医療最前線
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