No.033 脂肪燃焼に役立つ栄養素
「ダイエットのためにサプリメントを利用したい」という方はたくさんおられますが、サプリメントだけでダイエットできるものではありません。
ただし、栄養素と適切な運動、正しい生活スタイルの組み合わせで、ダイエットに役立てることはできそうです。
ただし、栄養素と適切な運動、正しい生活スタイルの組み合わせで、ダイエットに役立てることはできそうです。
怪しいダイエットサプリには要注意
世の中には、ダイエット用サプリメントが溢れていますが、飲んでいるだけで「痩せる」サプリメントはありません。甘い言葉に誘惑され、ついつい購入してしまう方も多いですが、ダイエットサプリメントには、医薬品成分のステロイドまたはステロイド類似成分や、食欲抑制剤(フェンフルラミン、マジンドール)等をこっそりと配合して、体重を減らす代わりに健康を蝕んでしまうものもあり注意が必要です。
過去には、違法なダイエットサプリメントで、死亡を含む重篤な健康被害が生じた事例もあります。
過去には、違法なダイエットサプリメントで、死亡を含む重篤な健康被害が生じた事例もあります。
脂肪燃焼に役立つ栄養素
脂肪を積極的に燃焼させ、効率的にダイエットしたいという消費者ニーズを受けて、ダイエット用に様々な素材が研究されており、エビデンスの出ているものや、メカニズムが分かっているものもあります。
L-カルニチン
私たちの体は、脂肪や糖分を細胞内の「炉」ともいえる「ミトコンドリア」で燃焼させてエネルギーを作り出しています。
脂肪は、そのままではミトコンドリア内膜を通過することができません。ミトコンドリア内部まで脂肪を運ぶ役割を果たす成分が「L-カルニチン」です。(ハーパー生化学)
L-カルニチンは、ヒツジ肉やカツオ肉に比較的豊富に含まれています。
[L-カルニチンのダイエット効果]
カロリーを抑えた食事と適度な運動を組み合わせた場合、L-カルニチンの補給は肥満している人の体重減少に役立つ。
※L-カルニチン配合飲料の摂取がヒトの体脂肪に及ぼす影響 [肥満研究(2007)]
※L-Carnitine’s effect on comprehensive weight loss program in obese adolescents[Acta Nutrimenta Sinica (1997)]
※Carnitine As Supporting Agent in Weight Loss in Adiposity [Medical Journal for Natural Therapy(1998 )]
脂肪は、そのままではミトコンドリア内膜を通過することができません。ミトコンドリア内部まで脂肪を運ぶ役割を果たす成分が「L-カルニチン」です。(ハーパー生化学)
L-カルニチンは、ヒツジ肉やカツオ肉に比較的豊富に含まれています。
[L-カルニチンのダイエット効果]
カロリーを抑えた食事と適度な運動を組み合わせた場合、L-カルニチンの補給は肥満している人の体重減少に役立つ。
※L-カルニチン配合飲料の摂取がヒトの体脂肪に及ぼす影響 [肥満研究(2007)]
※L-Carnitine’s effect on comprehensive weight loss program in obese adolescents[Acta Nutrimenta Sinica (1997)]
※Carnitine As Supporting Agent in Weight Loss in Adiposity [Medical Journal for Natural Therapy(1998 )]
茶カテキン
カテキンは、水溶性のポリフェノールで、緑茶や紅茶の渋み成分として知られています。
日本では、茶カテキンを有効成分として、厚生労働省により「体脂肪が気になる方に」という、機能性を示唆する表示が許可された特定保健用食品(トクホ)が販売されています。カテキンには、強力な抗酸化作用があり、がん予防にも効果が期待されているほか、血糖値上昇の抑制、血圧低下作用も知られています。
[茶カテキンのダイエット効果]
茶カテキン(約500mg)の8-12週間の摂取で、体重、体脂肪、ウエスト周囲径、ヒップ周囲径が減少、CT撮影による内臓脂肪面積の減少、遊離脂肪酸と中性脂肪値の改善などが報告されています。
(参考:国立健康・栄養研究所ホームページより)
日本では、茶カテキンを有効成分として、厚生労働省により「体脂肪が気になる方に」という、機能性を示唆する表示が許可された特定保健用食品(トクホ)が販売されています。カテキンには、強力な抗酸化作用があり、がん予防にも効果が期待されているほか、血糖値上昇の抑制、血圧低下作用も知られています。
[茶カテキンのダイエット効果]
茶カテキン(約500mg)の8-12週間の摂取で、体重、体脂肪、ウエスト周囲径、ヒップ周囲径が減少、CT撮影による内臓脂肪面積の減少、遊離脂肪酸と中性脂肪値の改善などが報告されています。
(参考:国立健康・栄養研究所ホームページより)
ビタミンB群
ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなどのビタミンB群は、脂肪の代謝のほか、糖質、たんぱく質の代謝に欠かすことのできない栄養素です。
ビタミンB群が足りないことで、脂肪、糖質、たんぱく質の代謝が進まず、体内に蓄積されてしまいます。
ビタミンB群が足りないことで、脂肪、糖質、たんぱく質の代謝が進まず、体内に蓄積されてしまいます。
CoQ-10
CoQ-10の体内における主な働きは、電子伝達系における補酵素として体内のエネルギー単位であるATPの産生に関与することです。
また、脂質代謝を促進するので、体重減少にも効果が期待されています。
また、脂質代謝を促進するので、体重減少にも効果が期待されています。
運動との組み合わせが必須です!
栄養素の中には、脂肪燃焼やダイエットに効果が期待されているものがあります。しかし、前述のように、摂取しただけで痩せられるわけではありません。特にL-カルニチンは、いくら補給したとしても、脂肪燃焼のきっかけを起こさなければ全く意味がありません。L-カルニチンを摂っても、ごろごろと寝ているだけでは決して痩せません。
L-カルニチンの効果の根拠となっている論文でも、「適度な運動を組み合わせた場合」との但し書きがあります。
ダイエット成功の為には、安易にサプリメントを利用するのではなく、運動する習慣を持ち、食生活を見直すことが、最も効率的で、確実な方法です。
L-カルニチンの効果の根拠となっている論文でも、「適度な運動を組み合わせた場合」との但し書きがあります。
ダイエット成功の為には、安易にサプリメントを利用するのではなく、運動する習慣を持ち、食生活を見直すことが、最も効率的で、確実な方法です。
情報提供元:株式会社ヘルシーパス
当院におけるアンチエイジング(抗加齢療法)の取り組み
当院では多くの患者様の早期癌の発見等の最新医療をおこなってきました。
今後は、いかにして癌化しにくい身体を創り上げていくかを次の目標にしたいと心しています。
アンチエイジング(抗加齢療法)とは
アンチエイジング(抗加齢療法)を始めるにあたって
アンチエイジングドック(抗加齢ドック)
アンチエイジング治療(抗加齢治療)
アンチエイジング医療最前線
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