グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム > アンチエイジングトピックス > No.084 今の日本人は栄養不足?

No.084 今の日本人は栄養不足?


平成25年12月に発表されました日本人の身体状況や栄養素等の摂取量、生活習慣などをまとめた「国民健康・栄養調査」資料を基に、日本人の栄養素摂取状況についてご紹介します。

栄養素の摂取状況

日本人は一般的にカルシウムが不足していると言われています。
しかし、ビタミン(以下、V.)AやV.B1、食物繊維も全ての年代で推奨量を摂取できていませんでした。

※男女計。V.Aの摂取量にはベータカロテンの摂取量も含む。

年代別にみてみると、成長期である7~19歳はV.B2、 ナイアシン、V.B6、V.C、マグネシウム(女性)、鉄なども推奨量に足りていませんでした。
成人においては、さらにV.E、カリウム、亜鉛なども推奨量に満たず、男女とも30歳代が最も栄養素が不足していることが分りました。

※男女計
※V.A、V,B1、V.B2、ナイアシン、V.B6、葉酸、V.C、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛は推奨量との比較
※V.D、V.E、パントテン酸、カリウムは目安量との比較

また、朝食の欠食率は男女とも20歳代で最も高く、男性では3人に1人、女性では4人に1人が朝食を食べていませんでした。

身体状況と喫煙などの状況

女性で痩せている者(BMI<18.5)の割合はこの10年間で増加しており、20歳代では6人に1人が「痩せ」という結果でした。
運動習慣のある者の割合は、30歳代男性と20歳代女性で最も少なく、習慣的に喫煙している者の割合については減少していますが、男女とも30歳代で最も多いことが分りました。

所得と生活習慣、食生活

今回の調査では世帯の所得に着目し、所得別に20歳以上の生活習慣や食生活が公表されています。
所得の違いにおける特徴は以下の通りです。

所得が高い世帯の特徴

  • ご飯やパン、麺類などの穀物摂取量が少なく、野菜、きのこ、乳類、肉類の摂取量が多かった。
  • 歩数の平均値、健診等の受診率、歯が20本以上残っている者の割合も高かった。

所得が低い世帯の特徴

  • 食品を選ぶ時に価格以外に重視している点が少なかった。
  • 穀類の摂取量は多いが、タンパク質や脂質、エネルギーの摂取量が低かった。
  • 肥満者の割合は高く、習慣的な喫煙者の割合も高かった。

まとめ

平成26年の国民健康・栄養調査では、若い働き盛り世代である20~30歳代が最も栄養素が足りておらず、一番不健康な生活を送っていることが判明しました。
栄養素が不足すると体の機能に影響が及ぶため、「疲れやすい」「だるい」「気分が晴れない」「肌が荒れる」などの不定愁訴、ひいては病気につながることがあります。
そのため、若い世代ほど毎日の生活で肉や魚、野菜などの摂取量を増やし、特に不足しているV.A、V.B1をはじめとするビタミンB群、V.C、カルシウム、マグネシウム、鉄(特に女性)、亜鉛、食物繊維などの積極的な補給が必要です。

【参考】
平成26年「国民健康・栄養調査」の結果
日本人の食事摂取基準2015年版



情報提供元:株式会社ヘルシーパス

当院におけるアンチエイジング(抗加齢療法)の取り組み

当院では多くの患者様の早期癌の発見等の最新医療をおこなってきました。
今後は、いかにして癌化しにくい身体を創り上げていくかを次の目標にしたいと心しています。

アンチエイジング(抗加齢療法)とは
アンチエイジング(抗加齢療法)を始めるにあたって
アンチエイジングドック(抗加齢ドック)
アンチエイジング治療(抗加齢治療)
アンチエイジング医療最前線