グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム > アンチエイジングトピックス > No.105 「糖化と美容の関係」について

No.105 「糖化と美容の関係」について


糖化は、食品を焼く、揚げる等の際に糖とタンパク質が反応して焦げを作る現象です。
糖化反応は体内でも起こっており見た目の老化に直接関与していると言われています。
そこで今回は糖化と美容の関係をご紹介します。

糖化と老化

「糖化(Glycation)」とは、糖(還元糖)とタンパク質(アミノ酸)が非酵素的に反応するもので「メイラード反応」もしくは「アミノカルボニル反応」とも呼ばれています。
生体内の糖化反応としては、ヒトの身体の多くの器官を構成するタンパク質と、食事などで過剰に摂取した糖が反応することで起こる「タンパク質糖化反応」が注目されています。
これが老化や認知症、がん、高血圧、動脈硬化症にも影響していることが明らかになってきており、糖化反応によって生成される最終生成物(Advanced glycation end products: AGEs)の蓄積が多くの加齢に伴う退行性変化の要因になることが分かっています。

糖化、AGEsが見た目に与える影響

生体内でタンパク質が糖化することで起こる変化として、タンパク質の「褐色化」「硬化」「脆弱化(もろくなる)」が挙げられます。
特に実感しやすいのは「褐色化」で、年齢と共に肌が黄色くくすんだようになるのは糖化の影響と言われています。
また、コラーゲンが硬化し、脆弱化することで皮膚のシワやたるみ、骨や血管がもろくなる等の老化現象が起こることもわかっていることから、糖化は美容や健康にも深く関わっています。

抗糖化に効果が期待される素材

カモミール、ドクダミ、セイヨウサンザシ、ブドウ葉の4種のハーブ混合抽出エキスを用いた試験で、in vitro反応系においてAGEsの一種である3DG、CML、ペントシジンの生成抑制が確認されています。
この4種のハーブの混合抽出エキスはヒト飲用試験でも糖化抑制作用などが報告されています。

抗糖化素材とその美肌効果

上記で紹介した4種のハーブ混合抽出エキスを用いた、美肌作用に関する研究報告をご紹介します。


40歳以上65歳未満の日本人女性24名(皮膚AGEs沈着量が多い)を対象として行った二重盲検試験を12週間にわたり行った。
被験食群では、混合抽出エキス末を1日100㎎摂取。
被験食群はプラセボ群と比較し「上腕皮膚のメラニン量指数」「上腕皮膚の色差b*」「顔面皮膚の褐色のシミ」が有意に低下した。(UMIN0000152242)

アークレイ 抗糖化美容素材 AGハーブMIXTMより引用
L*a*b*表色系は抽象的な色を正確に判別する方法として用いられ、明度がL*、色相と彩度を示す色度をa*、b*で表す。L*が高くなるほど明るく、a*が高くなるほど赤く、b*が高くなるほど黄色く見える。

この試験では、肌が明るくなり、肌の黄色味や赤味が改善した。また、VISIA画像診断では、褐色のシミとシミのそれぞれの数値の改善がみられた。

2型糖尿病患者7名を対象に4種のハーブ混合エキス末240㎎/日を12週間摂取してもらい、皮膚弾力変化を調査した。
結果として8週目、12週目において皮膚弾力が統計学的に有意に増加した。

アークレイグループ からだサポート研究所 WEBサイトより引用

まとめ

体内での糖化が進むと、肌がくすんだり、肌が硬くなりハリが無くなるといった変化が起こりやすくなりますが、「抗糖化」を心がけることで、皮膚弾力の改善、ハリの良化、シミの減少など、肌状態の改善が期待できると考えられます。
【参考】
アークレイ WEBサイト からだサポート研究所(糖化と抗糖化)
アークレイ 抗糖化美容素材 AGハーブMIXTM 資料
情報提供元:株式会社ヘルシーパス

緊急速報 ビタミンDでコロナ感染予防を

当院におけるアンチエイジング(抗加齢療法)の取り組み

当院では多くの患者様の早期癌の発見等の最新医療をおこなってきました。
今後は、いかにして癌化しにくい身体を創り上げていくかを次の目標にしたいと心しています。

アンチエイジング(抗加齢療法)とは
アンチエイジング(抗加齢療法)を始めるにあたって
アンチエイジングドック(抗加齢ドック)
アンチエイジング治療(抗加齢治療)
アンチエイジング医療最前線