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大腸カメラ検査


大腸カメラ検査では、肛門から内視鏡を挿入し、大腸、小腸の一部(回腸)を観察します。
大腸カメラはポリープやがんの発見と診断に、最も精度の高い検査法です。
近年、大腸がんが急速に増加していますが、がんの芽となるポリープ(腺腫)、一部の早期がんは、大腸カメラによる内視鏡治療で完治させることが可能です。

大腸カメラ検査でわかる病気

大腸ポリープ 大腸がん 大腸憩室 潰瘍性大腸炎 クローン病 虚血性腸炎 など

大腸ポリープ

大腸憩室

潰瘍性大腸炎

当院の大腸カメラ検査の特徴

  1. 専門医、指導医による質の高い内視鏡検査を行っております。
  2. 鎮静剤を使用し、心身ともに緊張を和らげながら検査をします。
    検査を楽に受けていただくため、鎮静剤を用いてウトウトと眠っている状態で検査を行います。鎮静剤には種類がありますが、安全で効き目が良く、検査後は後残りしづらい薬剤を用いています。
  3. 消化管病理の専門家による正確な病理診断を行い、最短2日で病理診断結果を報告できる体制を整えています。
  4. 最新の内視鏡機器を導入しています。

炭酸ガス送気システムの導入

空気を一切用いず、炭酸ガス(二酸化炭素)を注入するシステムを導入し、その運用を開始しています。
炭酸ガスは、空気の200倍の速さで腸管に吸収されるため、検査中、検査後のお腹の膨張、苦しさが大幅に軽減されます。
詳しくはこちらをクリック

レーザー内視鏡の導入

レーザー光源搭載の内視鏡システムを導入し、内視鏡での狭帯域光観察(血管や微細な表面構造を見やすくする事)で診断精度を向上させ、病気の早期発見に努めています。
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AI技術 内視鏡支援機能「CADEYE™ 」の導入

令和3年3月より内視鏡診断支援機能「CADEYE™ (キャドアイ)」を導入しました。AI技術を用いて大腸内視鏡検査時におけるポリープなどの病変の検出、および腫瘍性もしくは非腫瘍性の鑑別を支援する内視鏡診断支援機能です。
詳しくはこちらをクリック

検査の様子を動画で見る

検査予約について

  • 原則として、診察後のご予約となります。
  • 検査日が決定したら、検査のご説明をします。

    ※大腸カメラ検査の前後には、食事制限をはじめ日常生活上の制限が生じます。仕事や旅行、お食事会の予定など、十分考慮のうえ予約日をお決めください。

    下記をクリックして空き状況をご確認いただけます。
    胃カメラ検査・大腸カメラ検査予約状況カレンダー(別ウインドウで開きます)

検査の流れ

検査前日

腸をきれいにするために、できるだけ消化の良いものを召し上がっていただきます。
朝食 白米飯・食パン(はちみつのみ)・うどん、そば(具材・薬味なし)
水・お茶・コーヒー(ミルクなし)
昼食 大腸検査食
夕食 大腸検査食  ※夕食は午後7時までに済ませてください。
午後10時
  • 下剤(プルゼニド、酸化マグネシウム)をコップ2杯以上の水で服用してください。
  • いつも便秘のお薬を服用中の方は、さらに追加して服用してください。
  • 処方された下剤を指示通り服用してください。
※便秘の方は、食事制限が2~3日前からとなる場合があります。

検査当日

朝食 食べないでください
昼食 食べないでください
腸管洗浄剤(モビプレップ又はニフレック)を服用し、大腸の中をきれいにしていただきます。
ご自宅にて腸管洗浄剤を服用される方
  • 指定の時間より腸管洗浄剤を服用していただきます。
  • 腸管洗浄剤が効いてくると便の排泄が始まります。何度かトイレに通ううちに腸管が洗浄され、便が無くなり淡黄色の水様液(尿のような)となります。
  • 洗浄されていく時間には個人差があります。便秘の方は比較的きれいになりにくく時間がかかります。
  • 検査の15分前までにご来院ください。
クリニックにて腸管洗浄剤を服用される方
  • 朝9時までにご来院ください。
  • 排便状況を確認させていただきながら、腸管洗浄剤を服用していただきます。
※検査前の食事とお薬についての詳細はこちらをご覧ください。

検査前

ベッドへご案内し、検査着に着替えていただきます。
検査を安全に実施するために、検査前に問診を行います。

検査

準備が整いましたら、検査室へご案内します。
鎮静剤を静脈注射して心身ともに緊張を和らげてから検査を開始します。
(当院では鎮静剤の使用を原則としていますが、ご希望があれば鎮静剤を使用せずに検査する場合もあります)

※患者様の状態、処置の内容により検査の順番が前後することがあります。また、検査開始が1~2時間ずれ込む場合がありますので、ご了承ください。

検査にかかる時間:15~20分
場合によっては観察に時間がかかる場合があります。組織を採取やポリープを切除すると時間が延長します。

検査後

検査終了後、点滴をさせていただきます。2時間程、ベッド上安静となります。
点滴終了後、しっかり目が覚めたら着替えていただきます。
診察室にて画像を見ながら検査結果の説明を行います。
※鎮静剤を使用しているため、検査後から診察までの間は外出ができません。

大腸カメラ検査を受けられる方へ

検査の偶発症と同意書について

近年、食生活・生活習慣の欧米化に伴い、大腸癌や大腸ポリープなどの大腸疾患の発見頻度がきわめて増加しています。また大腸癌は早期であれば開腹手術をする事なく、内視鏡的切除のみで完全に治す事が可能です。このように小さな早期癌を発見するためには、大腸内視鏡検査がもっとも有用な検査ですが、穿孔など、極めてわずかな頻度で検査に伴う偶発的事故が起こる事もあります。最近の日本全国集計では、通常の大腸内視鏡検査に伴う偶発的事故率は0.06%と報告されています。

大腸内視鏡ポリープ切除術

一般的に大腸ポリープのうち、約5%が早期癌といわれ、また良性のポリープも癌の発生母地になるといわれています。そこで当院では大腸内視鏡検査時にポリープや早期癌が発見された場合は、可能な限り積極的にその場で切除しております。

1.大腸ポリープ

2.生食局注

3.ポリープ切除

4.クリップ縫合

対象 大腸ポリープ、大腸早期癌
治療法 大腸内視鏡検査時にポリープが発見された場合、その場でスネア(針金の輪)をポリープの頸部に掛けて切除します。通常はほどんど出血することなく切除することができます。
合併症 ➀出血:ポリープを切除する時、あるいは切除の数日後に出血することがまれにあり、出血が多い場合には入院して治療を受けて頂くこともあります。
➁穿孔:腸の壁の厚さは5㎜しかないので、切除した時に腸に穴を開けてしまう可能性もごくまれに(0.1~0.01%)あります。
大量出血、穿孔の場合には再度内視鏡処置を行ったり、開腹手術をすることで治療いたします。
上記の大腸内視鏡検査及びポリープ切除治療の長所・短所をご理解の上、同意書にご署名をお願いしております。

鎮静剤を使用した場合は、下記についてご了解ください

  • 一過性に呼吸抑制や血圧低下を起こすことがあります。
  • 薬によって眠ってしまい、検査したことを覚えていないことがあります。
  • 検査後に回復室で休んで頂きますが、帰宅途中に再度眠気が出てきてしまうことがあります。
  • 持ち物を忘れる、転倒する等の事故にご注意ください。
  • 車、バイク、自転車の運転はしないでください。
  • 検査後、仕事に戻って機械の操作や、重要な決定はしないでください。
  • 75歳以上の方は、できれば帰りのお迎えをお願いします。
  • 杖歩行、車いす使用の方は、付き添いの方をお願いします。
  • 呼吸器の病気や薬のアレルギーのある方、医師の判断で鎮静剤を使用できない方もいらっしゃいますので、ご了承ください。
  • 授乳中の方は検査後24時間は授乳ができなくなりますので、ご了承ください。

検査時の持ち物について

  • 検査室で着用する靴下をご持参ください。
  • 薬の作用によりトイレが間に合わない場合があります。ご心配な方は、紙パンツ、ズボン等の着替えを準備してください。
  • 検査着の下に着る肌着、またはTシャツは、金具、プラスチック、ホック、ワイヤー、ボタン、チャック等がついていないものをご準備ください。
ポリープを切除する場合、金属やアクセサリー等による火傷の恐れがあります。
カイロ、エレキバン、ネックレス、ピアス等は出来る限り外して来てください。

検査後の注意事項

検査後は腹部のはったような感じや、腸にゴロゴロした感じが多少あります。
しかし、激しい腹痛、出血、その他吐き気等がありましたら、当クリニックへ連絡してください。
なお、ポリープを切除したり、組織を採った場合は、便に多少混ざった出血がある場合がありますが、心配はありません。

鎮静剤を使用した方

目が覚めた後も足元がふらついたり、頭がボーっとした感じがあります。車、バイク、自転車の運転はしないでください。

組織を採った方

  • 出血予防のために、当日は熱いお風呂、長風呂及び運動、重い荷物を持ち上げるなど、お腹に力が入るような事は避けてください。
  • 当日は消化の良いものを食べてください。(例:おかゆ、うどん、そば、パン、白身魚など)
  • 当日はアルコール類は、絶対に避けてください。

ポリープを切除した方

  • 出血予防のために、数日間(指定の期間)は熱いお風呂、長風呂及び運動、重い荷物を持ち上げるなど、お腹に力が入るような事は避けてください。
  • 食事は検査後3食をポリエクトミールを食べてください。その後は指定の期間、消化の良いものを食べてください。(例:おかゆ、うどん、そば、パン、白身魚など)
  • アルコール類は、1週間絶対に避けてください。

検査にかかる費用

<3割負担の場合>
大腸カメラのみ 5,000~10,000円
ポリープ切除あり 20,000~30,000円
※上記の金額はあくまでも目安となるものです。処置内容により金額は異なります。

大腸カメラ検査を受けられる方へ検査前の食事とお薬についてご案内します。