防ごう!感染性胃腸炎
感染性胃腸炎の予防方法を院内で広報しました。ぜひ参考にしてください。
細菌性胃腸炎とは
細菌、あるいはウイルスなどによる嘔吐、下痢を主症状とし、その結果種々の程度の脱水、電解質喪失症状、全身症状が加わるものを感染性胃腸炎といいます。
冬に多いもの:ウイルス性 | ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス 等 |
夏に多いもの:細菌性 | カンピロバクター、サルモネラ菌、ブドウ球菌、腸炎ビブリオ 病原大腸菌(O-157)等 |
ご家庭での注意
1. 基本は手洗い
- 食事の前、トイレに行った後、排泄の介助や糞便・吐物の処理の後、調理の前に手洗いを。
- 食中毒が流行しやすい夏場では、生ものを触った後は丁寧に。
- タオルは共用せず、個人専用とするか、ペーパータオルを使用。
2. 調理・食事の注意
- 調理器具・シンク・ふきん・スポンジ等は、熱湯(85℃で1分以上)又は塩素系漂白剤を表記通り使い消毒してください。
- 生もの・生水は食べない、飲まない。
- 生ものをさわった手で、他の食材をさわらないように。
3. おもちゃの消毒
- 熱湯(85℃で1分以上)又は塩素系漂白剤を表記通りに使用、消毒
4. 糞便・吐物の処理は確実に!処理後は手洗い、換気を徹底
- マスク、手袋を必ず着用
- 吐物は外側から中心に向かってふき取り、袋に入れて密封して捨てましょう。
- 処理に使う布や手袋、エプロンは使い捨ての物を用意。
- 塩素系漂白剤を表記通りに使用し、床面・トイレのドアノブなども消毒。
5. 汚物・吐物の付いた衣類・リネン等は消毒してから洗濯を
- 衣類をビニールに入れ、周囲を汚染しないように。
- 洗濯は他の物と分けて
- 消毒(85℃で1分以上熱湯消毒、又は塩素系漂白剤を表記通りに使用)、消毒してから洗濯を。
6. 入浴
- 下痢をしている人の入浴はシャワー浴、最後に。
- 浴槽・床・洗面器・椅子などは塩素系漂白剤を使用し、毎日掃除。
- バスタオルやタオルは個々で使い分け。
症状が軽減しても、1週間ほどウイルスが排出されることがあるので、注意しましょう。