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フードテック・未来の食を考える

令和7年3月13日
ホテルグランヒルズ静岡4階クリスタルルームにて、
フーズ・ヘルスケアオープンイノベーションフォーラム
「フードテック　未来の食を考える」にて田中会長が講演を行いました。

臨床医が腸内細菌叢の動態を考慮する新しい時代の到来

口腔内細菌が面白い

まとめ

現在の解析主体は、腸内細菌の多様性と善玉菌（酪酸産生菌等）の有無などが中心であり、その改善に対してプレ、プロバイオティックス等の摂取を勧めています。

臨床現場での腸内細菌ゲノム解析の多くは属レベルまでのため、大まかな判定にとどまることが多く、
今後は全ゲノム解析による種レベルの検討によって、よりきめ細かな判定がのぞまれます。特殊な疾病と関係する細菌を検出することによって、その疾病の診断、予防、治療が早期に行われることが可能となります。

当院や他の提携医療機関で行った腸内細菌に関する臨床研究を紹介しました。今後、多くの臨床研究によって腸内細菌と人類との共生に関する研究が行われ、新しい知見が集積されることが望まれます。