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ホーム > 院内活動 > 認知症の予防について

認知症の予防について


7月12日に株式会社グロービア 山本伸也様による
認知症予防についての勉強会が行われました。

物忘れと認知症の違い

         ・体験の一部を忘れる         ・体験したこと自体を忘れる
         ・ヒントがあれば思い出せる      ・ヒントがあっても思い出せない


認知症「いっしょがいいね」を支えるガイドブック(監修:秋田県立脳血管研究センター神経内科学研究部 部長 長田乾先生)より

加齢による物忘れの原因

物忘れの原因の多くは「加齢」だと言われています。脳の細胞は年齢を重ねる
ごとに減少していき、ワーキングメモリが減ってしまうのです。
実はこの脳の老化が始まるのは、なんと20代。20代を境に脳細胞は減少していき、
それに伴って記憶力も低下していきます。
さらに、仕事から引退して刺激が少なくなる60代になると記憶力に加えて、
判断力や適応力なども鈍くなってしまうため、物忘れが起こりやすくなってしまうのです。

加齢による物忘れの予防・対策

     1.料理をする
    2.本や映画で感動する
    3.身体を動かす
    4.サプリメントで栄養を摂る

認知症をきたす主な疾患

1.中枢神経変性型認知症               2.脳血管性認知症(認知症患者の15~20%)
 ①アルツハイマー型認知症(認知症患者の50%)
 ②非アルツハイマー型認知症            3.その他(5~10%)
  レビー小体型認知症(認知症患者の15~20%)   ①内科的疾患 甲状腺機能低下症、ビタミンB1欠乏症、脳炎ほか
  前頭側頭型認知症(認知症患者の5~10%)    ②脳外科的疾患 正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍ほか

認知症別 主な症状

アルツハイマー型認知症(AD)
  記憶障害が主、失語、失行、失認など周辺症状は人により様々
レビー小体型認知症(DLB)
  記憶障害は軽い、パーキンソン症状、幻視を伴う、薬剤過敏、やや男性に多い
前頭側頭型認知症(FTD)ピック、意味性認知症など
  ピック:物忘れよりも性格変化やコミュニケーション障害・行動異常(急に怒り出す、同じ行動を繰り返す、
  食生活の異常)が特徴
脳血管型認知症(VaD)
  脳梗塞などにより引き起こされる。まだら状(まだら呆け)、手足の麻痺、ろれつが回らないなどの身体症状


中核症状と周辺症状(陽性、陰性)

認知症の予防

   1.栄養:バランスの良い食事
   2.運動:有酸素運動や毎日の運動
   3.生活習慣病にならない、なっても管理する
   4.タバコを吸わない
   5.口腔衛星(80歳で自分の歯20本)