胃カメラ・大腸カメラ・エコー検査・炎症性腸疾患(IBD)・アンチエイジング|静岡市の内科・消化器内科|田中消化器科クリニック

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過敏性腸症候群(IBS) IBS

腸の働きが敏感になった状態

過敏性腸症候群(IBS)は、大腸の働きが過敏になり、便通の異常や腹部の不快感・痛みが慢性的に続く状態を指します。
腸そのものに炎症やがんなどの病気があるわけではなく、腸の動きや神経・ホルモンのバランスの変化が関係していると考えられています。
ストレスや生活習慣の影響で症状が悪化することが多く、症状が慢性的に続くため、日常生活に影響を及ぼすことがあります。

過敏性腸症候群の原因とリスク

腸の運動異常

腸が過剰に収縮したり、逆に動きが鈍くなったりすることで、下痢や便秘が起こります。

腸の知覚過敏

腸の壁がわずかな刺激にも敏感に反応することで、腹部の痛みや張りを感じやすくなります。

ストレスや生活習慣

強いストレスや不規則な生活、睡眠不足は症状を悪化させます。
精神的な緊張や不安が腸の働きに影響することが多く、症状の悪化と改善を繰り返すことがあります。

食事の影響

脂っこい食事、刺激物、甘いもの、アルコールなどは腸の動きに影響し、症状を強めることがあります。

過敏性腸症候群の主な症状

症状には個人差がありますが、代表的なものは以下の通りです。

  • 腹部の痛みや張り:食後に強くなることがあります
  • 便通の異常:下痢型、便秘型、混合型(下痢と便秘が交互に起こる)
  • ガスがたまりやすい:おならやお腹の膨満感
  • 症状がストレスや生活パターンと関連していることが多い

症状が強くても、大腸の炎症やがんなどの器質的疾患がないことが特徴です。

検査と診断

過敏性腸症候群の診断は、主に症状のパターンと器質的疾患の除外によって行われます。

問診・症状の確認

腹痛、便通の異常、症状の頻度・タイミングを詳しく聞きます。

血液検査

貧血や炎症、腫瘍マーカーの異常がないかを確認します。

便検査

感染や炎症がないかを調べます。

大腸カメラ検査

症状が長く続く場合や血便がある場合などに行い、がんや炎症性腸疾患の有無を確認します。

症状と検査結果を総合して、IBSと診断されます。

治療方法

IBSは慢性的に症状が続くことが多いため、生活改善と症状に合わせた薬物療法の組み合わせで管理します。

生活習慣の改善

食事の見直し(脂っこい食事や刺激物の制限、食物繊維の調整)、規則正しい生活、十分な睡眠

ストレス管理

軽い運動、リラクゼーション、カウンセリングなど

薬物療法

  • 腹痛・張りに対する腸のけいれんを抑える薬
  • 便秘型には便をやわらかくする薬
  • 下痢型には便を固める薬

心理的アプローチ

症状がストレスで悪化する場合は、認知行動療法など心理療法が効果的なことがあります。

症状は慢性的ですが、適切な治療と生活習慣の調整で、日常生活への影響を大きく減らすことができます。

受診の目安

  • 腹部の痛みや張りが長く続く
  • 下痢や便秘が慢性的に続く
  • 便通の異常が生活に影響している
  • 血便や体重減少、強い倦怠感がある場合(IBS以外の病気の可能性があるため)

IBSは命に関わる病気ではありませんが、症状が生活の質に影響することが多いため、早めに医療機関で相談することが大切です。

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