健康診断やエコーで見つかることが多く、定期的な経過観察が大切です
胆のうポリープとは、胆のうの内側の粘膜にできる小さな隆起(できもの)のことをいいます。
多くは健康診断や腹部エコー検査で偶然見つかり、自覚症状のないまま経過することがほとんどです。
多くは良性で心配のないものですが、一部はまれに悪性化(胆のうがん)する場合があるため、大きさや形によっては注意深い観察が必要です。
主な症状
ほとんどの場合は無症状ですが、以下のような症状を伴うことがあります。
- 右上腹部の違和感や痛み
- 食後の胃もたれ、吐き気
- 背中や肩への放散痛(胆石を合併する場合)
主な原因・種類
胆のうポリープにはいくつかのタイプがあり、原因や性質が異なります。
コレステロールポリープ
最も多いタイプで、胆のう壁にコレステロールが沈着してできる良性のポリープです。5〜10mm程度の小さなものが多く、がん化のリスクは低いとされています。
腺腫性ポリープ
まれにがん化することがあるタイプで、10mm以上の場合は切除や摘出を検討します。
炎症性ポリープ・過形成ポリープ
胆のう炎など炎症が原因で一時的にできることがあります。
ポリープ形成の背景
脂質異常症、肥満、加齢、ホルモンバランスの変化(女性に多い)などが関係していると考えられています。
検査
胆のうポリープは主に画像検査で診断します。
腹部エコー検査
最も一般的な検査で、ポリープの大きさや数、形を確認します。
MRI(MRCP)検査
胆管や膵管の状態を詳しく評価する際に行われます。
造影CT検査
悪性が疑われる場合に追加されることがあります。
治療・経過観察
多くの胆のうポリープは良性のため、定期的なエコー検査による経過観察が基本です。
- 5mm以下:6〜12か月ごとの経過観察
- 6〜9mm:3〜6か月ごとのフォローアップ
- 10mm以上、あるいは急速に大きくなる場合:悪性の可能性を考慮し、胆のう摘出術を検討します。
胆石や胆のう炎を合併している場合も、外科的治療を行うことがあります。
受診の目安
健康診断や人間ドックで胆のうポリープを指摘された場合、まずは消化器内科で画像の再確認を行いましょう。
ポリープの大きさや形を正確に評価し、経過観察の間隔や治療の必要性を判断します。
自覚症状がなくても、定期的なフォローで早期発見・早期対応が可能です。

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